2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
それぞれの窓に、それぞれの暮らしがあるんだなあ。
どうか散策が終わるまで、雨が降りませんように。
街へ下る急な坂道。車はうなりを上げて登ってくる。 気を付けて、ご老人。
旅の記憶はモノクローム....... 次の旅はいずこの空の下.......
旅の終わりに小さな漁港はよく似合う
どうもこれだけ暑いと(たぶん35℃以上)観光にも身が入らなくなる。 どこか日影の、できればエアコンの効いた、なぜか冷たい物がある、そんな場所を本能が探し始める。 結局、名所旧跡よりも台湾かき氷に軍配が上がってしまうのであった。
開山当時の修験者が現在の賑わう羽黒山を見たらどのように感じるのだろうか。 どう感じるかは分からないが、とにかく善男善女・老若男女が引きも切らずに上ってくる。 まあ、開かれたお山という事でいいのではないだろうか。と安易な結論を出して山を下りる…
羽黒山は厳しい修験の場であり、その山頂へは長い階段を上らなければならない。 のだが、気温35度の蒸し暑い日であることを鑑み、ふもとでかき氷を食べたのち山頂行きのバスでお気楽参拝を決め込む。
土門拳記念館 美術館・記念館系は閉館時間間際がなかなかいい。 人もまばらでゆっくり観られるという事もあるが、館内の空気感が少しゆるくなってくるのがいい。 受付の係の人が入場料などを数える頃になると、展示作品たちの肩の荷も下りるらしく、やわらか…
土門拳記念館
土門拳記念館にて 土門拳と言えば言わずと知れた山形県酒田市出身の硬派な写真家だ。 自分のような軟派な写真愛好家が出入りするような場所ではないのだが、閉館時間間際にこっそりと訪ねた。 大伸ばしのフィルムプリントの立体感はさすがだなと思いつつ、管…
由利本荘に来た理由は単純で、由利本荘という名前をなぜか記憶していたので行ってみようかと考えただけの話だ。 旅か歴史のテレビ番組で見たのか、事件か事故などでニュースになったのか、高校野球などのスポーツで話題になったのかは全然覚えてはいないが、…
羽越本線には「由利本荘」という駅は.....なかった。 羽後本荘駅が由利本荘市街地の最寄り駅。 ちょっとややこしい。
山形県酒田市のホテルをベースにあちこちへ足を延ばす。 各駅停車の電車に乗って「さすがに米どころ、たんぼがきれいだ」とか「鳥海山のすそ野は広いや」などと思いつつ、めでたく人生初の秋田県入りである。 前に座っている人は秋田県の人かと思うと、妙に…
どうやら雨は今日で終わり、明日からは夏の日差しにもどるようだ。 それはそれで大変結構。
雨の山居倉庫。 ここも雨の似合う場所。 和風建築にはだいたい雨が似合うけれど、どうしてだろう。 雨が滲みこむ木の表情や雨が光らせる瓦のにぶい色、銀鼠の空にコントラストを失った建物。 全てが雨と調和するようにできているかのようだ。
撮影する身からすると雨は厄介でうっとうしいが、 雨が似合う場所、雨が引き立ててくれる景色というものは存在する。 雨でラッキーと思えるような人に、私はなりたい。
街に雨、鳥に雨、心に雨。
歴史の街に雨はよく似合う。
やっぱり雨。 それもまた良し。 雨を楽しむ。
酒田市のイメージは....特に湧いてこない。 白い地図に色を入れるべく、明日から行き当たりばったりの散策が始まる。 たぶん雨だろうけど。
海水浴場あり温泉ありの夏の王道的場所。 すばらしい海と砂浜がありながら、海水浴場の人口密度は極めて低い。 浜は基本的に砂丘なので、砂の粒は極めて細かい。
漁村に麦わら帽子と白い肌着はよく似合う。 いつまで使われていたのか、どうしてこのまま放置されているのか。 不思議な木造船。
太い竹を使った風よけの壁は、何年か前からその役割を果たしていないようだ。 こういう所に風情を感じるのは、ここに暮らしてはいない旅行者だからだ。 流木を利用した物干しが見事。 洗濯物は30分もすればからからに乾いてしまいそうな暑い夏だ。
幹線道路を外れた道からさらに細い道を入ると、小さな漁港が現れた。 どうやら岩ガキがたくさん採れるらしく、一輪車でカキの殻を捨てに何回も往復している人がいた。 海も空もとことん青い。 咲く花は夏の色